まつのベジタブルガーデン

北海道高い糖度で人気「ほべつメロン」収穫スタート 後編

まつのベジフルサポーターレポート

北海道のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの福島陽子です。

前編に引き続き、北海道むかわ町穂別特産の「ほべつメロン」をご紹介致します。ほべつメロンは、くっきり美しいネットと濃いオレンジ色の果肉が特徴。糖度は高いもので15.5度から16度もある贈答用としても大変人気の高いメロンです。

後編は、JAとまこまい広域穂別支所ほべつメロン生産部会による「目慣らし会」を密着レポートです!目慣らし会とは、農産物の出荷が本格的に始まる前に、生産者が一堂に会し、出荷基準を確かめ合う会。

とまこまい広域農業協同組合穂別支所の粟野啓太さんに、ほべつメロンの目慣らし会と出荷についてお話を伺いました。

ほべつメロンは、糖度13度以上を出荷基準に、1つの株から2本のつるを選んで、それぞれのつるからメロンを2玉ずつ、1株から4玉のメロンだけを収穫するように、選定しながら育てています。どちらかというと他の産地よりも遅もぎで、より完熟に近い状態で収穫しているとのこと。

ほべつメロン生産部会では、生産者の中から選抜された8人の検査員が日々、出荷されたメロンを検査しています。今日はその作業初日。メロンを規格ごとに並べ、その基準をそれぞれが話し合う大切な会合です。

お手本となるこの日のメロンは、佐藤生産部会長と、前編で取材させて頂いた石崎さんの計2軒の農家さんのメロンが選ばれました。今年は寒さとお天気のよくない日が続きましたが、糖度は十分とのこと。
生産者は早朝からメロンを収穫し、午前中に18kgの「秀」「優」「良」規格の箱に入れてトラックで選果場まで持ち込みます。集荷場内のレーンに箱を下ろし、運ばれてくるメロンの規格が適正であるかを検査員がチェック。検査を受けたメロンは、夕方のトラックで市場に運ばれ、翌日の朝、主に道内の札幌と苫小牧の市場で競りにかけられます。

ほべつメロンのピークは7月中旬。1000箱約10トンのメロンを出荷します。凄い量だと感じますが、穂別は夕張や富良野、羊蹄と比べると、まだまだ小さい産地とのこと。生産に手間のかかるメロンは生産者の高齢化や人手不足により全道的に生産量が減っています。
検査の責任者は、ほべつメロン生産部会検査員の後藤馨さん。検査場では傷みやキズ、果形(果実の形)を確認しながら「秀」「優」「良」の基準にふさわしいか検査、判断していきます。
目慣らし会が始まると、まずメロンの果肉2か所を糖度計で測ります。この日は糖度15.1度と、13度以上という基準を余裕で満たしていました。
計測後、私もほべつメロンを試食させて頂きました。収穫したばかりのルピアレッド、果肉がやや硬めですが、糖度は十分。かなり甘いです。

糖度の確認が終わると検査員全員が検査室に集まり、見本となる3規格のメロン箱を並べて真剣な議論が交わされます。これは優ではなく秀ではないか、メロンを入れ替えたりしながら、今年の基準となるメロンの見本を作ります。

緊迫した会をこっそり覗いていると、「記者さんはどう思う?」と検査員さんのお一人が声をかけて下さいました。私も秀と優を比較してみましたが、微妙な果形の違いが難しかったです。ベテラン生産者さんが勢ぞろいで、真面目で緊張感のある空間でした。
出荷するメロンの選果作業も同時に行われ、3基準ごとに箱が並べられます。この日は18kg80箱、640kgのメロンが出荷されました。最後に、「秀」、「優」、「良」の箱が場内中央の見本台に並べられ、目慣らし会は無事終了。
ほべつメロン
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北海道のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの福島陽子でした。

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