ベジフルサポータージャーナル

宮崎県鮮度抜群!「みやざきワンタッチきゅうり」

まつのベジフルサポーターレポート

宮崎県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ上級プロの湯浅まき子です。

宮崎県はきゅうりの収穫量・出荷量が日本一(宮崎県HPより)。今回はみやざきブランドに認定されている「みやざきワンタッチきゅうり」の生産者、JA宮崎中央管内・宮崎市佐土原町の友行龍治さんのハウスを訪ねました。就農から48年になる龍治さんは、妻の君代さんと28アールの圃場できゅうりを栽培しています。

品種は白いぼ系の「常昇661」で、10月初めに定植を行い、11月中旬から本格的に収穫が始まりました。シャキシャキの食感でサラダや漬物など食卓に欠かせない身近な野菜のきゅうり、栽培の様子とともに「ワンタッチ」のネーミングの意味もお伝えしたいと思います。

最初にハウスを訪ねたのは、103日の定植の日。このとき苗は15センチほどでした。きゅうりの苗は、かぼちゃの苗に接ぎ木するので、青い小さなクリップで留めてあります。

定植は友行さんご夫婦とパートの方たち、そして宮崎市の新人職員2名が研修に来て作業をしていました。ハウスの長さは38m、「1列に80本の苗を植え、合計2100本の苗を植えます」と龍治さん。圃場は一般的な栽培方法より畝の間隔を広くしてあります。畝の間隔が広いことで作業の効率化につながり、作物の生育環境としても良いそうです。

定植から約1ヶ月で収穫が始まったとのことで、1114日に再びハウスを訪ねると…

ハウスの中はご覧のとおり!大きな葉がハウスいっぱいに広がっています。

きゅうりの黄色い花が咲き、花の下にはきゅうりの赤ちゃんらしき実が付いていますね。

まだ3センチほどの大きさですが、ちゃんとイボが付いていて、きゅうりの形をしていて愛らしいです。開花から2週間後に収穫です。

「きゅうりの花はチョコレートのような甘い香りがするよ。樹勢がいいときは、いい花が咲きますね」と龍治さん。実際に私も嗅いでみたところ、きゅうりの花の香りは本当に甘くて良い香りでしたよ!


ところで、こちらの機械、ハウス内に二酸化炭素を送り込み、光合成を促進させるためのものだそうです。
作動するとダクトが大きく膨らみました。この設備があると、きゅうりの収量が上がるそう。このほかにも暖房設備により夜間はボイラーが作動するなど、ハウス内の温湿度の管理も徹底しています。「病気を防ぐために、納豆菌から作られた生物農薬を使っています」という言葉から、安全・安心への取り組みが窺えます。

広いハウスの中、君代さんを探すと移動式の椅子に座り、きゅうりのわき芽摘みをしていました。作業の手を止めると、笑顔で語ってくれました。

友行さんご夫婦の2人のお子さんは社会人となり、県外で生活されているそう。そんな子供たちのことを想い短歌を詠んだ君代さん、地元のラジオ番組のコンテストに応募したところ、見事受賞されたそうです。

「我が子なの ハウスで育つ きゅうりはね 我が子が遠く 離れてからは」

宮崎県出身の歌人・若山牧水にまつわるコンテストでの受賞でしたが、君代さんのきゅうりに対する愛情を感じるエピソードですね。

きゅうりの栽培はベテランの友行さんご夫婦ですが、栽培方法は常に研究されています。以前は摘芯栽培でしたが、現在のつる下げ栽培にしてから8年目、「肥料のやり具合や温度管理、二酸化炭素の導入などが収量の差につながりますね」と龍治さん。栽培の工夫を重ね、愛情を込めて育てています。収穫作業は毎日行い、来年6月末まで続きます。


ところで、このきゅうり、ハウス内で収穫しながら選別して箱に詰めて出荷するため、産地できゅうりに触れるのは収穫時の1回のみ。だから名前が「ワンタッチ」。2度目にきゅうりに触れるのは消費者の方々になるので、表面のイボが保たれて鮮度は抜群!もちろんシャキシャキ感も健在です。


こうしてハウスで箱詰めされた採れたてのきゅうりは、鮮度を保ったまま「みやざきワンタッチきゅうり」として県外へと出荷されていきます。

龍治さんは「農業は新幹線と一緒で、『のぞみ』もあれば『ひかり』もあります。頑張れば輝きも出てきます」、君代さんは「安全・安心のため環境に気を配りながら育てているので、ぜひ食べてみてくださいね」と語ります。

「みやざきワンタッチきゅうり」に出会ったら、2回目に触れるのは皆さまです!ぜひ実際に触れて、そのイボイボ感を肌で感じ、抜群の鮮度を味わってみてくださいね!

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