ベジフルサポータージャーナル

熊本県温故知新を学ぶ!レモン栽培とミステリアスなつぶつぶ

まつのベジフルサポーターレポート

熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美です。

熊本県水俣市。約60年前に水俣病が発見され、水俣という名前が全国に知れ渡ったきっかけともなりました。みなさんの中では、負のイメージが強いかもしれません。しかし、私が見た水俣の海はとても綺麗で、いつまでも見続けていたい…そんな気分にもさせてくれました。
水俣市
水俣市で盛んに生産されている農産物の一つに柑橘類があります。今回は、20種類以上もの柑橘類等を生産されている株式会社Mr.Orangeを訪問させて頂きました。現在盛んに栽培されているのはレモン。
レモン
さっそくレモンティーを入れて下さいました。なんで贅沢なんでしょう!採れたての分厚く切ったレモンが、紅茶に沈んでいきます。雑味のない、スッキリとした味わいです。
レモンティー
レモンを紅茶から出して、かじってみました。「え?甘い!けど、酸っぱい!」…どっち?…どっちもです!最初、十分な甘さを感じます。その後に、レモンの酸味がじわじわと強くなり、レモン独特の爽やかな香りが口と鼻に漂いました。

「センセーションアップルキウイをどうぞ。うちで採れたもので、これが今年最後のキウイです。」
キウイ
ゴールドキウイのような甘さですが甘すぎず、とろりとした果肉と果汁も滴る濃厚なキウイで、酸味が残る口の中を穏やかにしてくれました。キウイそのままの甘さを残したジャムも頂きました。
キウイジャム

「レモンのハウスに行きましょうか?」今回ご案内して下さったのは、永井香織さん。香織さんのお父様がレモンを生産されているとのことです。
レモン生産者
「こちらが露地栽培のレモンです。露地のレモンは見た目は綺麗ではありませんが、レモン自身が実を守る為に果皮は分厚いんですよ。」太陽の光を十分に浴びたレモンの実は濃い黄色。台風で折れかかった木もあったそうですが、しっかりと根を張り、力強い印象にも見えました。
露地レモン

露地レモン
「ハウスの中のレモンは果皮がとても綺麗です。まだ青いものが多いですが1月頃には黄色く色づいてきます。」高さ3m程はあろうか、大きなレモンの木がビニールハウスの中を覆い、たわわに実るレモンが私たちを出迎えてくれました。
ハウスレモン

ハウスレモン
出迎えてくれたのは、レモンだけではありません。「ガボガボガボガボ!ガボガボガボガボ!」ハウスの中を動物の鳴き声が響き渡ります。(鳴き声を文字にするのは難しいのですが、ガボガボみたいな感じです)鳥かな?「七面鳥ですよ!七面鳥がハウス内の草取りをしてくれるんです!」
七面鳥
お肉になった七面鳥しか見た事がない私は、羽を広げた姿に興奮してしましました。「羽を広げているのはオスで、メスを守る為に自分を大きく見せて警戒しているのですよ。普段は草を食べてくれるので、地面に草が生えていないでしょう?さらに七面鳥の糞が、レモンの肥料となっているのです。とても助かっています!」なんという効率のよさ!機械化が進む世の中で、自然を利用した生産方法に感動しました。
七面鳥
「レモンの葉っぱを嗅いだ事がありますか?」葉っぱを一枚取ってクシャクシャっとすると、葉っぱからもレモンの香りが!「葉っぱも加工に使えるんです。アロマや入浴剤、乾燥させてお茶にもできます。」
レモンの葉

今回、永井さんを訪れたのは、永井さんが開発されたある加工品に感動したのがきっかけでした。「柑橘類の加工品ってジュースやジャムなど、どこも似たものが多いなと感じていました。しかし、柑橘の生産量は加工品を生産するほど多くはありません。他にないもの、柑橘が少量で済むもの、そして価値あるものの製品を作りたいとずっと考えていました。そして約2年半かかって発明したのが、みずたまごです。」
みずたまご
私は最初にこのみずたまごを見たとき、久しぶりに衝撃が走り、すごい人と出会えたと心が躍りました。「丸い形を維持させる事に悩み、プチッとさせる技術に悩み、味付けについて悩み、一つが解決するとまた次の課題が生まれる…でも閃いた時は、興奮して眠れませんでした。」と永井さん。
みずたまご
「みずたまごには味はついていません。最初は柑橘類の加工品として開発していたので、みかんの味をつけていましたが、いろんな味で楽しみたいとの要望があり、様々な味付けが可能な製品としました。使い方は、醤油などの調味料や水で溶いたジャム、梅肉など、味のついた液体に漬け込むだけです。」

さっそくレモンとみずたまごで、レモンみずたまごを作ってみました。みずたまごと同量のレモン果汁を絞り、約1日浸します。とても簡単でした。
みずたまご
サラダにかけてドレッシングに。
フルーツサラダ
レアチーズケーキのアクセントに。真珠のようですね!
レアチーズケーキ
従来の柑橘栽培を基本に、新しい物を生み出された永井さん。新しいものを開発するためには、基本や原点に戻ってみるということを学ばせて頂きました。時代の流れが早く感じる世の中、ちょっと立ち止まってみる事も必要ですね。

熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。

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