ベジフルサポータージャーナル

宮崎県ズッキーニはどう育つ?!開花から収穫までをリポート

野菜・果物品目レポート

宮崎県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ上級プロの湯浅まき子です。

今回は、前回に引き続き「ズッキーニはどう育つのか?」という視点で、栽培のスタートから収穫までを追いかけた密着リポートの後編です。先月の記事では、JA宮崎中央管内の宮崎市佐土原町でズッキーニを栽培している竹井正嗣さんの圃場を訪ね、露地栽培での定植の様子をご紹介しました。今回はいよいよ開花から収穫までをご紹介します。

【ズッキーニの開花の知らせ】

10月上旬、正嗣さんから「ズッキーニの花が咲いたよ!」とご連絡がありました。わくわくしながら「明日取材に行きます!」というと、「花は朝早く咲いて9時頃にはしぼんでしまうから、8時頃までに来たほうがいいですよ」とのこと。早速翌日の朝8時前に圃場を訪ねると、鮮やかな黄色のズッキーニの花が咲いていました!

黄色くて大きいズッキーニの花は、星の形に見えます。

かぼちゃの一種であるズッキーニの花は雌花と雄花に分かれていますが、雌花の下の実となる部分に膨らみがあります。この時、私の指の大きさぐらいでした。午前9時頃になり、花はしぼみかけてきてふくらみが見えています。写真の左上のつぼみは雄花ですが、つぼみの下に膨らみはありませんね。

正嗣さんが雄花の花びらを取り、花粉の部分を見せてくれました。

花粉を直接雌花に付ける受粉の作業です。

圃場全体を見ると、先月よりずいぶん葉や茎が成長しているのがわかります。天候が安定しているので防風ネットも巻き上げて、支柱の上でしっかり固定していました。正嗣さんが「今月半ばには収穫し始めるから、いつでも見に来たらいいですよ」と言ってくださり楽しみに圃場を後にしました。

【いよいよズッキーニの収穫】

そして、10月中旬になり、改めて圃場を訪問すると…

ズッキーニは長さ20センチほどに育っています!

収穫作業の担当は奥様の幸子さん。台車を押しながら収穫します。

手にしている白い棒が気になって尋ねると「ズッキーニの実は大きな葉に隠れているので、葉をかき分けて実を探すために使うんですよ。収穫期のサイズのものを見落とさないようにしないと、ズッキーニはすぐに大きくなってしまいます」と幸子さん。一般的なズッキーニは、開花後4~5日の未熟なうちに収穫したものを食用にしています。

そして、収穫期を迎えた大きさものを見つけると、傷つけないようにひとつひとつ丁寧に収穫します。頭のヘタの部分が欠けないようにするのがコツだそうです。
 
濃い緑でつやのある採れたてのズッキーニが台車へと並べられていきます。こちらの品種は「コンテ」。

この日収穫したズッキーニを手にする幸子さん。「11月の霜が降りる前まで毎朝収穫作業を行い、サイズごとに選別してJAへと出荷します」とのこと。

ところで、この時期は次々にズッキーニの花が開花するため、正嗣さんは受粉作業に追われるそう。「早朝の6時過ぎからズッキーニの受粉作業をするのが私の役目です。その後はハウス栽培のきゅうりの管理に行くので、収穫の方は任せているんですよ」と正嗣さん。ご夫婦でそれぞれ作業の分担をされているんですね。

ズッキーニの播種から収穫まで何度も訪問しましたが、いつも笑顔で快く取材に応じてくれた竹井さんご夫妻。最後に二人並んで記念撮影です! 

台風の時期でもあり、天候に気を遣いながら丁寧に栽培管理をされていて、今年も品質の高いズッキーニができています!「特に都会では人気の野菜だと聞いていて、うれしいですね」と竹井さんご夫婦。野菜売り場で見かけたら、ぜひ宮崎県産のズッキーニを手に取ってくださいね!

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