まつのベジタブルガーデン

熊本県濃厚クリーミー!白いトウモロコシ「雪の妖精」

まつのベジフルサポーターレポート

みなさま、こんにちは。熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美です。

夏に食べたい野菜の一つ、トウモロコシ。最近では白いトウモロコシも人気があり、店頭でも見かけるようになりましたね。今回は、熊本県でも珍しい白いトウモロコシ「雪の妖精」という品種をご紹介します。

熊本県水俣市。鹿児島県の県境に位置し、気候も比較的暖かい地域です。(鹿児島はすぐそこ!)

訪問させて頂いたKAMAFARM(カマファーム)様の圃場には、約4000本の「雪の妖精」が収穫を迎えていました。この取材の日から収穫が始まるとのことで、早朝より私も収穫のお手伝い!こちらでは、販売先を個人様からの注文のみとされていますが、初日から多量に収穫しました。

しかし、一つ残念なことが…。先日の台風3号が熊本県を直撃、その後の大雨により、多くの圃場がビニールハウスが倒壊したり、ビニールが飛んでしまったり、浸水してしまったりとの被害が多くありました。こちらの畑でもトウモロコシが倒れてしまい、無事に収穫できるのかと、とても心配されたそうです。

その後、晴天が続くようになり、トウモロコシも自力で上へ伸びよう伸びようとし、どうにか収穫に至ったとのこと。自然相手ではありますが、生産者の方のご苦労には頭が下がる思いです。

そのような中でできたトウモロコシ。葉をめくってみると…白に近いクリーム色の粒がギッシリと詰まった果肉が表れ、一粒一粒が光っていました。

「真ん中からガブッとどうぞ」と生産者の釜さん。このトウモロコシ、生で食べられるので採れたてを一口頂きましたら…なんと!一口で果汁がしたたり、実がとても柔らかく、まるでカスタードクリームを食べているような甘さなんです。平均17〜18度の糖度があるそうですが、甘味に加えて、なめらかな味わいが特徴的なトウモロコシでした(草にかかっている白い液は果汁です)。

トウモロコシはイネ科ですが、「分けつ」といって一本の株元から数本枝分かれします。分けつすることで、雄穂(トウモロコシの先端)からの花粉量が多くなり、トウモロコシのひげ根(雌)に花粉がよく行き渡るそう。花粉が飛ぶ時期は花粉がよく舞うことで、収量も期待できるとのことでした。ひげ根の色が9割黒くなったら、収穫適期です。

この「雪の妖精」という品種は北海道で盛んに作られているとのことですが、熊本ではまだ珍しい品種だそう。「なぜ、この品種を選ばれたのですか?」という私の質問に、「最初にこの雪の妖精を食べたときに、あまりのおいしさに感動したんです。私は自分がおいしいと思ったものしか作りません。食べた人が感動するような野菜を作っていきたい。周りからその生産は難しいのではないか?と言われても、できないことはない。できる!と信じてやっています」と釜さん。

天候に左右されたり、自然災害があるなかで、それでも、お客様のために、おいしいものを提供したい、喜ばせたいという思いがすごく伝わり、とても感銘を受けました。この思いがトウモロコシに注がれているからこそ、台風に負けない甘くておいしいトウモロコシとして成長したのではないでしょうか。

さて、この白いトウモロコシ「雪の妖精」の白さと甘さを生かして、お料理を作ってみました。

【焼き白もろこし】
バターを表面に塗って、焼き目を付けながら焼きました。よりクリーミーさが増して、これだけでスイーツに!

【白トウモロコシの生絞りジュース】
生のままのトウモロコシと豆乳をミキサーにかけただけ!トウモロコシのミルクを飲んでいるような濃厚な味わい。

【白トウモロコシとエビのお稲荷風】(2人分)
トウモロコシ     1本
むきエビ(生)    100〜150g
すしあげ       3枚  
塩昆布        5~7g
しょうゆ       小さじ1
酒          小さじ1/2
サラダ油       適量

1.トウモロコシは加熱して、実を手で取るか包丁で削ぎ取り、ボールに入れておく。むきエビは殻とハラワタを取り、生のままフードプロセッサーですり身にし、トウモロコシが入ったボールに移し混ぜ合わせる。
2.1に塩昆布、しょうゆ、酒を入れ、さらに混ぜ合わせる。
3.すしあげを三角形に切り二等分し、中に2の具を詰める。
4.フライパンに油を熱し、3を入れ、中火で両面がこんがりと焼き目がついたら、フタをして弱火にし蒸し焼きにする。

トウモロコシがプリプリ食感で、お弁当にもいいですね。

【ホワイトコーンのチーズケーキ】
トウモロコシの甘さが強いので、砂糖の分量を減らして作りましたが十分な甘さに。ヨーグルトにトウモロコシを混ぜたコーンソースをつけると、甘酸っぱい味わいにも変化します。お好みのフルーツと一緒に食べるのもオススメです。

他にもサラダや天ぷら、混ぜご飯など、トウモロコシは万能野菜。ちなみに、トウモロコシの薄皮は不溶性食物繊維で、腸内環境の改善が期待でき、食事の腹持ちをよくすることから肥満を防ぐ効果も期待できますので、一緒に摂って頂きたいです。いろんな食べ方で楽しんでくださいね!

熊本県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。

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