まつのベジタブルガーデン

熊本県メロンの季節到来!熊本が誇る「肥後グリーン」

まつのベジフルサポーターレポート

みなさま、こんにちは。
熊本県まつのベジフルサポーター 野菜ソムリエプロの佐藤真美です。

今年はメロンを食べましたか?
メロンというと旬は初夏ですが、熊本では4月中旬から出荷が始まります。熊本でメロンと言えば「肥後グリーン」という品種。熊本では絶大な人気なんです!果肉は緻密で糖度が高く、とってもジューシー!また、表皮が鮮やかなネット状で高級感あふれる香り高いメロンでありながら、マスクメロンに比べ価格もお手頃など魅力いっぱいのメロンです。
その「肥後グリーン」を作られている、熊本市の「まもっちゃん農園」を訪問させて頂きました。ハウス内に広がるメロンですが、一つの苗にメロンが一つずつぶら下がっています。整列したようにメロンが同じ高さで下がっており、なんともかわいらしい!そしてビックリしたのが、約2kgのメロンがぶら下がっているにもかかわらず、熊本地震の時でも、苗木から落ちることなく、しっかりと付いていたそうです。

さて、ネットが作られる仕組みを知っていますか?
受粉後18日前後になると、表皮の成長は止まります。しかし、果実の内部は肥大していくため、果皮にひび割れが生じ、ひび割れから出る液がネット状の編み目を作り出すのです。左が若いメロン、右が収穫適期のメロンです。一目瞭然ですね!

表皮のネットをきれいに出すために、朝日の光が十分に当たった東側から収穫していくそうです。さらに、温度管理にもすごく気を使うとのことでした。

こちらの農園では、県内でもいち早く肥後グリーンの出荷をされるとのことで、今年は私が訪問した4月15日が出荷の初日でした。

メロンをフルーツネットに入れて、箱に詰めます。スマイルグリーン「パワーメロン」という名前で、鹿児島や地元の直売所へ出荷されています。スマイルグリーンとは、メロン農家4人で結成された組合の名前で、「パワーメロン」という名は、苗木から落ちないくらい、しっかりしたメロンということだそうです。

こだわりは「高級感」。肥後グリーンが生産された当初は、どう魅せたら高級感が出るのかの試行錯誤だったそう。「メロンは観賞をするためのものでもあります。おいしさも重要ですが、見た目も特にこだわっています。」とのことでした。メロンに枝を付けたり、表皮のネットをきれいに出すことも、高級感を出すこだわりの一つだそうです。「食べて行ってー!」と切って下さったメロンは、程よく冷えており、今年初のメロンを頂きました。さわやかな甘味が口いっぱいに広がり、果汁もたっぷりで、ペロッと頂きました。メロンって本当に幸せな気持ちにしてくれますね!5月になると、約16〜17度の糖度になることでとても楽しみです!

「メロンの食べごろに、みなさまがおいしく食べて頂くことが私たちの願いです。」と生産者の坂口さん。
肥後グリーン、見かけられましたら、ぜひお試し下さい。また、ネット販売もされているそうですので、お取り寄せもできますよ!
お問い合わせ:まもっちゃん農園 電話096-272-3154

さて、メロンの選び方を知っていますか?
形:円形に近いくらい丸いもの
熟度:メロンを上からやわらかく持ってみて、弾力のあるもの
   ちなみに、おしりの方を指で押すと、どんどん熟してきます
甘さ:ネット系はメロンの頂点までネットがいっぱい入っているものが甘い
重さ:見た目より重いものは食べられるところが多い
写真のメロンのようなものがいいです。

さあ、これからメロンの季節到来です!おいしそうなメロンを選んで、幸せな気分になってくださいね!

また、こちらでは「黒小玉すいか」も作られており、糖度約11〜13度のスイカができるそうです。

熊本県まつのベジフルサポーター 野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。

熊本県の記事