ベジフルサポータージャーナル

香川県春芽がお目覚め!「さぬきのめざめ」

野菜・果物品目レポート

大阪府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロ、ベジフルビューティーアドバイザーの宮﨑ノゾミです。

先日、高知への出張の際、「この時期を逃す手はない!」と思い、香川で途中下車して、素晴らしいブランドアスパラガス「さぬきのめざめ」に会いに行ってきました。さぬきのめざめは、甘味が強くて太く育ちますが柔らかくて筋がほぼないアスパラガス。この時期は50~60センチに育てて出荷することもありますが、そのサイズになっても穂先が開かないと言うことで、他県のアスパラ農家さんが見ても驚くほど。

昨年、さぬきのめざめを使ってレストランイベントをした時に送って頂いたのがこちら。
短いものでも30センチほどの長さがあり、こんなに大きいアスパラを見たのは初めてでした。その上穂先は開かず、柔らかくて甘い!

そんなさぬきのめざめと出会ったのは、一昨年の9月。香川県東かがわ市にある「こんちゃん農園」のハウスの中でガブっとかじらせてもらった瞬間、衝撃が走りました。
甘さにも驚いたんですが、何より驚いたのは柔らかさ!かなり太いものでも全く筋を感じず、ポリポリと食べられます。大阪の展示会などで紹介させてもらいましたが、多くのバイヤーさんがこの食感と甘さに驚かれていました。「これで驚いてたら、春はもっと美味しいですよ」と言われたのが忘れられず、今回お邪魔させて頂きました。

ハウスで見た世界は春と夏で全く違います。一昨年行った夏
先日行った春のハウス
春にはすっかりアスパラの木は切られています。アスパラは9月いっぱいで成長が止まり、偽葉が青々として次の体になっていこうとします。10~12月には水を減らしていき、12月には根が動き出して偽葉は茶色に枯れていくので、そこで切られるそうです。その頃、バッテリーのような根は栄養満タン状態!

アスパラは根を残して栽培するそうなのですが、さて、どんな根を残すのでしょうか?残すのは、「ふっくらとした美人」と、こんちゃんこと近藤和也さん。その「ふっくら美人」のDNAを持った立派なさぬきのめざめがニョキニョキとたくさん顔を出していました!
では、なぜ春芽が美味しいのでしょう?次の木ができるまでが春芽と呼ばれるのですが、バッテリー満タンの根を使ってゆっくりと成長するので、栄養もたっぷり含まれ美味しいのだそうです。

この日も私好みの美人を収穫して食べさせてもらいましたが、甘さ、食感、全て裏切らず感動させてくれました。
みずみずしく、水分がしたたり落ちそうな切り口。
袴が正三角形なものが美味しいアスパラと言われたりしますが、とてもキレイな正三角形です。ちなみに、あの袴って何かご存知でしょうか?実は、あの袴は「葉」。葉が退化してあのような形になったそうです。上で青々ふさふさとしているのは、偽葉と呼ばれる「枝」なのです。袴と袴の間はその日伸びた長さの証。春芽のものは日照時間や温度も低めなので、ゆっくりと育っているため間隔が短いものが多いです。
こんちゃん農園代表の近藤和也さん。なぜ手をあげているのかと言うと、昼と夜の温度差が開かないように二重張りにしているビニールを押さえています。このビニールの張り方ひとつとっても日々研究されているそうです。ギューっと締まった穂先が美しい。アスパラには雄と雌がありますが、ギューっと閉じたものが雌で、ふんわり少し隙間があるものが雄。この写真で見ると下のグリーンの真ん中の物が雌で上の紫のは雄かと思われます。とにかく茎が甘く、穂先はほんのりとした苦味とアスパラの味がしっかり濃く感じられ、加熱するとコクが増す、そんな「さぬきのめざめ」をたくさんの方に味わって頂きたいです。

special thanx こんちゃん農園

大阪府のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエプロ、ベジフルビューティーアドバイザーの宮﨑ノゾミでした。

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