まつのベジタブルガーデン

埼玉県スプラウト~小さな種に眠る強大なチカラ~

まつのベジフルサポーターレポート

兵庫県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵です。

みなさんは、スプラウトと聞いて、どんなものをイメージされますか?抗酸化作用の高いスルフォラファンをたっぷり含んだブロッコリーや、ピリリと辛いマスタード、もやしの赤ちゃんのようなアルファルファなども店頭でよくみかけるスプラウトです。さらに、かいわれ大根や、豆苗などもスプラウトの仲間に入ります。ひょろりとスリムなカラダには、いったいどんな秘密が隠されているのでしょうか。

今回は、兵庫県を飛び出して、埼玉県蓮田市にあるスプラウト生産メーカー三和農林株式会社様におじゃましてスプラウトの秘密に迫ります。
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株式会社まつのとも取引があり、以前からお世話になっている三和農林さんで、先日、スプラウト栽培の様子を見学させていただきました。スプラウトは、衛生的に管理された、ブロッコリーや大根などのアブラナ科の野菜の種や、大豆など豆類の種を発芽させて、新芽のうちに収穫、出荷されるものの総称。
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種のうちに4~5時間程度水に浸し、汚れを除去すると共に、膨潤させることで、種自ら発熱!眠っているチカラが目覚めます。次に乳酸菌液を加え定着させます。実は、この乳酸菌に秘密が。スプラウトは、品種にもよりますが、最短で1週間程度、長くても3~4週間で出荷されるので、種のうちに、徹底した衛生管理が行われています。
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三和農林さんでは、安全のための検査・開発などを担う研究所を完備して、生産の全工程で、病原菌チェックを実施しています。安心・安全を追求した結果、植物性乳酸菌を駆使した画期的な方法で、大腸菌などの
悪玉菌の侵入を防ぐ、バイオ・ブリザベーションを確立。すでに製法特許も取得し、高度な技術力に守られながら、安心して食べられるスプラウトが、毎日生産・出荷されているのです。

乳酸菌液を定着させた後は、冷暗所での温度管理を経て、栽培用のパックの中に種を入れます。日当たりと風通しのいい場所で、のんびりとお昼寝しているうちに、かわいらしい芽がのび~るのびる。
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一般的に、ポリ容器の底にスポンジを敷いて栽培するものが多いようなのですが、三和農林さんでは、パルプを加工したものを使用。実は、スポンジのほうがやわらかくスプラウトにとっては居心地のいいお布団と同じ。パルプは固いので定着しづらく、なかなかハードな環境なのですが、あえて厳しく育てることで、ストレスにも強く、生命力にあふれた種だけが生き残れるというある意味サバイバルレース(笑)だからこそ、パワフルで強いものがしっかりと育つのですね。
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さて、芽が伸びたら今度は冷蔵庫で一晩クールダウンさせて、出荷の時を待つのでした。1パックの中に、いくつぐらいの種が入っているのでしょうか?ブロッコリースプラウトは約300個かいわれ大根なら、約250個。ブロッコリーまるごと300個、大根まるごと250本を、想像してみてください。絶対に一度には食べられません(笑)でもスプラウトならそのエネルギーを効率よく取り込むことができます。
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豆苗をナムル風の和え物にしたり、シーフードなどと一緒にさっと炒めてもおいしいですよ。

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私は炊き込みごはんのトッピングとして、ブロッコリースプラウトを利用したり、納豆にかいわれ大根を混ぜたりして、手軽に毎日少しずつ、そのパワーをいただいています。三和農林さんでは、今年新商品が仲間入りしました。
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そらまめ豆苗

大きなそらまめから伸びる芽と茎は、しっかりと太く食べ応えも充分です。抗酸化力にすぐれた、ポリフェノールが豊富に含まれるのもうれしい特長のひとつです。さらに、三和農林さんでは、この秋、そらまめ豆苗のミニサイズも発売開始予定。おもに、関東圏で販売されますので、お近くのかたは、ぜひ店頭で、探してみてくださいね。

三和農林さんのスプラウトの数々。
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タイミングが合えば、幸せ野菜ボックスの中に、三和農林さんのスプラウトが、登場するチャンスがあるかもしれません。みなさん、ぜひお楽しみに。

三和農林さんへのお問い合せは、こちらをご覧ください。
↓↓↓↓↓
http://sanwanorin.co.jp/

少量でも、エネルギーやパワーを手軽にチャージできるスプラウトをぜひ毎日のお食事に、活用してみてくださいね。

兵庫県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵でした。

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