まつのベジタブルガーデン

岩手県ベトナム探訪【グルメ編】

まつのベジフルサポーターレポート

皆様こんにちは。

岩手県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ上級プロ、アンチエイジングプランナーの千田広子です。
市場編に続き、今回はグルメ編をお伝え致します。
 
市場内にある有名な小豆の入ったベトナムの冷たいスウィーツ「チェー」のお店がお目当てでしたが、あまりの暑さにジュースに変更。マンゴー、イチゴのジュースで喉を潤します。 一杯30,000ドン、日本円で150円位です。


ベトナム料理の中でも一番興味のあった「バインセオ」。米粉にエビやモヤシなどを入れカリッと焼き上げたベトナム風お好み焼きです。タクシーでお目当てのお店に。ベトナムは地下鉄がまだできていないので移動はタクシーが便利です。炭火で焼いていますね。お店は地元の人や観光客でいっぱいでした。
たっぷりのレタス、タカナ、香草をたっぷり乗せて巻き、千切りにした大根と人参の甘酢漬けが入った甘いタレを付けていただきます。唐辛子にニョクマムを入れたタレは自分で調合します。

香草の量が多く一生懸命食べてもなかなか減りませんでした。香草はシソ、赤シソ、バジルが2種類そして驚きのドクダミです。いづれの香草も機能性成分やβカロチンなどの栄養密度が高く、夏バテや食中毒の予防など、過酷な環境の中で暮らす為に欠かせない薬効成分を毎食取り入れていることは、素晴らしい先人の知恵ですね。


街の中の食堂での夕食タイム。地元の人に愛されているお店の中でも、こちらは清潔感があり、好みの味付けでした。右奥からタカナの漬け物のスープ、イカの炒め物、揚げ春巻き、エビの炒め物、インゲンの和え物、厚揚げに豚ひき肉を挟みトマト味で煮たもの。ショーケースの中から食べたいものを指さしてテーブルに着くと、頼まないのにご飯とスープとインゲンが運ばれて来ました。どうやら定食セットのようになっているようです。

街中には軒並み、食堂やレストランが立ち並び、いつでもどこでも食べられるので、都市部では外食で賄う率が高いそうです。また価格もピンからキリまであり、送迎ガイドさんの話では「安い,旨い、便利」とのこと。この料理は「ナスのネギ油かけ」炭火で焼いて皮を剥いたナスをたたいて万能ねぎのようなネギとオイルがかかっています。味付けが想定外の甘さでしたが、これは日本でも応用できそうです。
ワタリガニのお店にも行きました。こちらも繁盛店です。脱皮したての柔らかいカニをカリッと油で揚げています。周りを見るとどこのテーブルでもワタリガニ入りの揚げ春巻きをたくさんの香草と一緒に食べているのです。海外では隣のテーブルをチェックするのも必要ですね。
やはり、お客さんが頼んでいたのを見て注文した「カニの春雨炒め」ワタリガニの身が沢山入っています。ちなみに日本ではパクチーブームですが、ベトナムではこの通り控えめです。

ベトナムの麺と言えば、米粉でできたフォー。牛肉のフォーと生春巻きとココナッツゼリーを頂きました。生春巻きのタレはペースト状の発酵調味料のようでした。揚げ春巻きのもちもちした食感の方が好みです。
こちらはチキンのフォー。麺は平たいものや春雨のようなものと太さがいろいろあります。
フォーはたっぷりの香草やモヤシ、ライム、チリ、唐辛子などを入れて、自分の好みにカスタマイズするのがベトナム流です。ライムの酸味は欠かせませんね。

小腹が空いたらスィーツを。路上で炭火で焼いてるお菓子。土鍋のような蓋をして蒸し焼きに。甘い香りに誘われてつい・・・・甘さ控えめの素朴な蒸しパンのような味。外側がパリパリしていました。
番外ですが、ベトナムの伝統衣装「アオザイ」をレンタルしました!年齢よりかなり若く映っておりますが、華やかなブルーのアオザイのおかげだと思います。皆様も是非お試しくださいね。
今回は二日間の短い時間の中でしたがいろいろな食べ物にトライできました。今度はハノイなど北の方にも行きたいと思います。食堂で山盛りの香草をむしって食べる姿には圧倒されましたが、ニョクマム(小魚を原料とした発酵調味料)や漬け物など、ベトナムは日本との共通点も多く非常に親しみを感じました。そして改めて日本人の、いえ我が家の野菜果物摂取を見直さなくてはと思っているところであります。
岩手のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ上級プロ、
アンチエイジングプランナー、千田広子のレポートでした。

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