ベジフルサポータージャーナル

北海道一足早い春の味覚 砂川産タラの芽

まつのベジフルサポーターレポート

はじめまして!北海道のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの福島 陽子です。

寒い季節、皆様は地元のどんな野菜を食べてらっしゃいますか?

北海道の冬は畑が雪の下になっていて、野菜を育てることが難しい季節ですが、今回は一足早く春の味覚「タラの芽」をハウス栽培されている北海道砂川市の農家さんを訪れ、見学させて頂きました。

タラの芽は、ウコギ科の落葉低木であるタラの木の若芽。食べると独特の美味しさと軽い苦味があって、「山菜の王様」とも呼ばれています。

砂川市は北海道の空知管内にある街で、札幌から砂川駅まではJRで47分で行くことができます。市内にはお菓子屋さんが多く、国道12号線を中心に広がる「すながわスイートロード」は人気のスポットです。

 今回取材させて頂いた室松農場さんは、JR砂川駅から車で10分の場所にある大きな農場です。

 ハウスでは、かわいらしいタラの芽が、たくさん顔を出していました。
 タラの芽の栽培は、「ふかし」という栽培方法で行われます。タラの木を短く切ったものを、ベッドと呼ばれる水耕栽培用の棚に「伏せ込み」、その木から出たタラの芽を収穫するという方法です。

タラの芽は、天候にもよりますが、伏せ込みから約25日で収穫できるまでに成長します。ベッドごとに伏せ込みの時期をずらしており、約1ヵ月でハウス内の収穫が一周するサイクルです。空いたベッドにまた伏せ込みをし、4月まで休まず毎日、収穫を続けます。

室松農場さんでは、地元で採れた在来種のタラの木を使用して、タラの芽を栽培しています。


頂芽の収穫を少しだけお手伝いさせて頂きました。タラの木には大きなトゲがあるので、必ず軍手を二枚重ねて作業します。選ぶポイントは、芽の先の開き具合。これが少し開いてきたものを収穫します。選び終わったら、硬い部分が入らないように節目に沿って、タラの木からタラの芽をカッターで切って収穫します。
 収穫後は規格のサイズに合わせて選別し、組み合わせ、パック詰めして出荷します。

短く切る前のタラの木も見せて頂きました。高さ2m位ある真っすぐな木。この木の状態が、タラの芽の出来を左右するそうです。

 

室松農場さんでは、美味しいタラの芽を作るために、日々挑戦されています。収穫は4月までですが、春からは外の畑で育つタラの木の管理が始まります。初夏には草刈り、11月には落葉した木を1万本以上も取り込むなど、収穫期以外にもたくさんの作業があります。

 今回、室松農場さんの奥様、室松玲子さんに大変お世話になりました。玲子さんとは、私の地元である札幌円山のマルシェで、室松農場さんの美味しい夏野菜とジャムを出張販売されていた時、初めてお会いしました。それ以来、玲子さんが作る魅力的な野菜を、Instagramを通じて楽しませて頂いていたので、収穫期のお忙しいなか、今回取材に応じて頂き本当に嬉しかったです。

 今日は、室松農場さんのタラの芽で美味しい3品を作ったので、ご紹介いたします。下処理は、「ハカマ」をはずし、皮の硬い部分があれば切り落とします。
 1品目は、カラッと揚げた「タラの芽のフリット」です。衣に炭酸水を使うことで、サクサクふわふわの食感に。お酒のおつまみにぴったりです!塩でお召し上がりくださいね。
 2品目。「タラの芽の肉巻き」を作りました。甘辛い味付けで、家族にも好評でした。エリンギやニンジンなど他の野菜と一緒に作ると食べ応えもあり、オススメの一品です。
 3品目は、「タラの芽とベーコンのパスタ」。タラの芽のほどよい苦味がアクセントになって、とても美味しかったです!ワインと一緒に楽しんで下さい。

 室松農場さんのタラの芽は、4月まで北海道、名古屋や築地など全国で購入することができます。つま物野菜のコーナーか山菜コーナーで探してみて下さいね。
ぜひ、食卓で旬の美味しいタラの芽を味わってみて下さい。

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