提携産地レポート

高知県たくさんのこだわりと技・JA土佐くろしお

開発営業部の三井聖史です。高知県のみょうが・ししとうの一大産地「JA土佐くろしお」を訪問しました。旬真っ盛りの高知の夏野菜は、たくさんのこだわりと技が詰まっていました!

JA土佐くろしおの概要
高知県の中西部に位置し、土佐湾に面する須崎市、中土佐町と、中山間地の津野町から構成されています。間平均気温16.5℃前後、冬季の日照時間が長く温暖な気候に恵まれていることから、施設園芸や早期米栽培が盛んです。

須崎市を中心に古くからキュウリの栽培が盛んでしたが、最近はみょうがの栽培が主力となっており、全国一の販売額を誇る主要産地となっています。

稼ぐ農業に向けて
農業就業人口は減少傾向であるものの、農家一戸当たりの収入は伸びていて県内トップと高い生産性を誇っています。温湿度や二酸化炭素をコントロールするシステムの導入や栽培技術の進化で、持続可能でしっかり収入が得られる農業を目指しています。

鮮やかに輝く「みょうが」
年間通して生産していて、高知県のハウスみょうがは全国一の生産量。そのうち、6割をJA土佐くろしおが占めています。連作障害を防ぐため土耕ではなく「ココナツやし」を使った養液栽培が主流で、日光を当てる量をコントロールして美しいピンク色に仕上げる技術に自信を持っているそうです。

栽培ハウス内は土足禁止の上に、なんと撮影禁止。みょうがはデリケートで外部からの病気・細菌の影響を受けないようにするとともに、栽培技術の流出防止のために撮影も禁止にしているのだそうです。

収穫後は、各生産者さんが洗浄・選別して、黒トレイに載せて、出荷場に持ち込み、検品・包装を経て、出荷されます。

最盛期には一日で5,500ケースを出荷するそうで、みょうがの個数に換算すると66万個!! すごい数ですね。

ツヤツヤに光る「ししとう」
年間通して生産していて、高知県は全国一の生産量。高知県内でもJA土佐くろしおがシェア1位を誇ります。

天敵昆虫を利用したエコシステム栽培をしている圃場が多く、ほとんど農薬を使わない生産者も珍しくありません。

1本の苗で約10kgの収穫を目指して、生産性向上に取り組んでいるそうです。

JA土佐くろしおのみょうが・ししとうを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!

 

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