提携産地レポート

群馬県DJコウの産地視察レポート! JAたのふじトマト生産販売組合

まつの商品部 DJコウこと甲です。群馬県藤岡市のJAたのふじトマト生産販売組合へお伺いしました。

こちらのトマトは「ふじ娘トマト」のブランドになります。ふじ娘トマトは群馬県の平坦地に位置し、70年以上の歴史を持ち、エコファーマ(※)を取得している産地です。※土づくり、化学肥料・化学農薬の低減を一体的に行う生産方式

藤岡市は日照時間が長く、群馬名物のからっ風はトマト栽培に適しています。

生産者人数は35名。栽培年数が1年の方から50年の方までと幅広く、若手の新しい力とベテランの方の熟練した指導のもと、トマト栽培が行われています。出荷時期は12月下旬?7月上旬となっております。

今回は秋山さんのハウスを拝見させて頂きました。親子でトマトを栽培されています。(左から:農協職員の冬木明さん、秋山幸夫さん、私、秋山信也さん)

秋山さんのハウスは、土耕栽培の吊り下げ方式。トマトの樹を垂直に成長させ、一定の高さで横に伸びるように誘引して成長点を下げ、更に上に育てるように仕立てる方式です。

収穫したトマト付近の葉は不要な為切り取ることでハウスを有効利用でき、長期間栽培できるようになり収穫量も上がります。

秋山さんのトマトは、糖酸のバランスがよく,コクがあり極良です。


現在は、麗旬(レイシュン)や他の多品種も試験的に栽培されています。 

トマト作りに大切な1 段目を着実に結実させる為にたえまぬ努力を致します。(トマトは下から順に1段、2段と数えます)。1段目が着果すると実の肥大に養分が重点的に配布され、2段目以降が自然に着果しやすくなります。

3段目の花が咲いて着果した直後は、トマトが最も疲れるときです。樹を大きくしようとすると同時に、1~3段目の果実も大きくしなければならないからです。

ここからが腕の見せ所です。秋山さんの所では7段程、収穫できるそうです。

秋山さんにトマトの摘み取り作業をさせてもらいました。へたの上の方に節が膨らんだ箇所があります。その箇所に指を当て、ひねると綺麗にとれます。

秋山さんに「色目がまだ薄い」とご指摘戴いてしまいました。。。色目がまだ薄うちに収獲すると、追熟で色を回しても味は乗らないとの事です。(反省)

ちなみに、トマトは摘み取りして2日目が一番美味しいそうです。

新しく設立されたハウス

現在6月~7月の収穫向けて、土作りの真っ最中です。

もみ殻、豚糞、米ぬかを発酵させて有機質肥料を作り、窒素、リン酸を発生させていきます。

今回はハウスを新築するということで、新型の暖房機や温度管理制御盤を取り付け、昨年の大雪経験から、頑丈なハウスの支柱と天井は以前のガラス天板より強化ビニールへと変更し積雪対策に力を注いでおります。

この1年で力強く復興し、またトマト作りに励まれる姿、本当に感銘致しました。


今回も農家さんとお会いし、真摯仕事に向き合い、苦楽を楽しみ、仕事に励まれている姿を拝見する度に、頭が下がる一方です。いつも力を戴いています。

そして選別施設へ。平成24年に完成した新選果ライン 

本日は約40名ほどで作業にあたります。ベテランのパートさんは、キャリア15年目という方も。
2階では外箱が機械で作成され、一定数量になると1階に下ろされます。

農家さんの手により選果場に持ち込まれたトマトを、2レーンで4名のパートさんが5秒に1個のペースで「A、B、C、 赤、割れ」の5規格に選別し、選果ラインに乗せていきます。

眼が回ってしまいそうです。。。

選果ラインに乗せられたトマトはセンサーカメラによって0.6秒の早さで23規格に分別されていきます。

そして各サイズのレーンに振り分けられ、再びパートさんに手により箱詰めが行われます。3箱になったら中央ラインに乗せられ、再度機械により梱包作業が行われます。

これは、弊社用の看板。ご用意戴きありがとうございます。美味しいトマトお待ちしております。

真心込めて作られたJAたのふじトマト生産販売組合の皆様のトマト。ぜひご賞味ください。

関東の最新レポート