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野菜の入荷量急減について【天候不順による影響】

先日来の長雨・曇天、先週末の台風21号、また接近中の台風22号の影響により、多くの品目において各産地が被害を受け、品質低下や生育の遅れが発生。入荷数が急減しております。

各地の被害に心よりお見舞い申し上げますとともに、最新情報を以下にお伝え致します。

レタス類
台風21号以前からの連続した降雨、日照不足の影響を受け、現在の主産地である茨城県と、後継産地である静岡県などではレタス、グリーンリーフの葉が風雨で傷むなどして、品質に影響が出始めております。これにより傷み、変色のある部分を除去した状態の「剥き玉」、やや小玉状態のレタスが納品となる可能性がございます。

また静岡では台風被害もあり、茨城県→静岡県、九州へのリレーがうまくつながらない状況となっております。産地が回復次第、順次、通常品質のものに戻して参りますが、接近中の台風22号による更なる被害も想定されますので、影響が長引く可能性もございます。

きゅうり
東北産地が終了に近づき、九州方面産地に切り替わる端境期であることに加え、現在の主産地である関東近県での天候被害が大きく、正品率の低下、価格高騰が発生しております。

ししとう
先日の台風21号および続く降雨や曇天の影響により、主要産地である高知県産におきまして、もともとの端境期による入荷減に加え、生育不良や品質不良のため入荷量が激減しており、商品調達が非常に困難となっております。

特に高知県中東部を中心に、ハウスの倒壊や、倒壊を免れた施設でも栽培中の作物への被害があり、産地から取り引きの一時休止の通達を受ける事態となっております。今後につきましては、台風22号の影響がなければ12月上・中旬頃から一部出荷再開が見込まれていますが、台風22号の進路が日本列島付近との予報があり、状況は不透明となっております。

他産地からの確保に努めておりますが、状況によっては欠品もしくは代替品のご提案をさせていただく場合がございます

水菜、小松菜、ほうれん草など
埼玉県や千葉県、茨城県、静岡県などの関東近県産地、および近畿の産地で圃場の灌水、ハウスの倒壊等の台風被害が大きく、水菜、小松菜、ほうれん草などの入荷が激減しております(下の写真は滋賀県守山市での台風21号による被害状況)。
台風21号被害_滋賀県守山市

台風21号被害_滋賀県守山市

ブロッコリー、カリフラワー
台風21号被害入荷数が減少、生育の遅れが発生しています。品質面についてもB品や小玉、軽量のものが多くなっています。また、雨風や台風での風が原因で傷つき、病気が発生しています。出荷時に国産の状況があまりにも良くない場合は、代替として輸入の出荷をさせていただく場合もございます。状況回復は11月下旬頃になる見込みです。

その他
台風21号が土佐沖を通過したことに伴い、高知県産の野菜は米なす、大葉、そのほか全般的に入荷量が激減しております。

店舗様にはご迷惑をお掛けいたしまして大変申し訳ございませんが、現在の状況をお汲み取りいただき、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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