まつのクッキングプランナーの谷口恵里です。今日はひな祭り。春の訪れを感じて、食卓もちょっと華やかにしたくなる日ですね。

まつのの「幸せ♡野菜ランチ」も今日はひな祭りの華やかメニュー。今が旬の柑橘が爽やかに香る「はっさくカップのちらし寿司」です。

中国籍やベトナム籍の従業員も多いまつのでは、日本の歳時食を伝えることもランチの大切な役目。もちろん野菜・果物を活かして！行事のたびに特別メニューを考えるのは楽しい時間です。

今回の主役、はっさくは甘さだけでなくスッキリとした酸味もありお寿司にぴったり。果皮がしっかりしているので、お料理の器にもおススメです。

はっさくは半分にカットして果皮と果実にわけ、果皮は細かく刻んですし飯にも混ぜ込み。たっぷりの果汁と実はお酢替わりに使用します。

具材は野菜を中心にカラフルに。暖色系のしいたけの煮物、人参の漬物、酢ばす。トッピングにはアクセントに錦糸卵ととびっ子、グリーン系で小松菜を。

具材とはっさくの果汁、刻んだ果皮と実を入れてさっと混ぜ合わせれば、柑橘の香り高いすし飯の完成です。

日勤と夜勤の従業員100人分のはっさくカップ。

楽しんでもらえますようにと思いを込めて、盛り付けていきます。

従業員からは「柑橘の器に寿司を入れるだけで、こんなに華やかになるなんて！」と器のアイデアが好評。外国籍の従業員は、慣れない日本の行事食は好みがわかれることもありますが、今回のは「初めて食べた。美味しい！」「果物が入っているとさっぱりして食べやすい」と嬉しい声が聞こえました。

今回ははっさくを使用しましたが、ポンカンや甘夏など果皮が厚くしっかりした品種は料理の器にお勧めです。器にしなくても、柑橘の果皮はサラダや和え物、ドレッシングに活用できます。捨ててしまうのはもったいない食材。皆さまもぜひご活用ください。