まつのクッキングプランナーの谷口恵里です。

まつのの賄い『幸せ♡野菜ランチ』で必ず提供している生野菜たっぷりのサラダ。ドレッシングは、いろいろな味わいを楽しんでほしいとの思いを込めて毎回手づくりしています。

ドレッシングにもロス野菜や果物をふんだんに活用した、その名も『食べるドレッシング』。

ドレッシングからも、野菜と果物をたっぷり摂ってもらえるようにと考えたレシピです。大切にしているのは「野菜・果物の美味しさを活かすシンプルな味付け」と「余分な油を使わないこと」。

調味料は自然塩、てんさい糖、米酢でのシンプルな味付けが基本。ときどきスパイスなどでアクセントをつけています。油は素材によって米油、エキストラバージンオイル、ごま油を使い分けてますが、一般的に言われる基本的なドレッシングの黄金比は「酢：油＝1：2」よりも油の使用量は抑えて。

そして、レモンやグレープフルーツなどの酸味をふんだんに使用することがまつの流！　今回は、6種類のドレッシングのご紹介です。

ドライミニトマトのドレッシング
★材料★
ドライミニトマト
レモン
エキストラバージンオイル
塩
てんさい糖

まつのでは、乾燥ベジフルの商品開発を今後の取り組みのひとつとして進めています。幸せ♡野菜ランチチームとして料理への活用法を研究する中で生まれたのが「ドライミニトマト」のドレッシング。

ドライミニトマトを水で戻し、オリーブオイルで1日マリネをしたものを、材料の調味料と一緒にブレンダーにかけるだけ！

生のミニトマトでも美味しくできますが、ドライを使用することで水っぽくならず、甘みとコクが濃縮されたドレッシングになりました。従業員からも「甘酸っぱさがあんずのようで美味しい！」と大好評です。

パイナップルのドレッシング
★材料★
パイナップル
レモン
エキストラバージンオイル
塩
ブラックペッパー
粒マスタード、

乾燥ベジフルの試作で果肉を乾燥工程に回した後、果皮や芯の周囲に残っている果肉も捨てず、余すところなく利用しようと生まれたレシピです。芯や皮の周りも美味しく糖度が高いので、てんさい糖を入れなくても甘みがたっぷり。パイナップルの香り高いドレッシングが完成しました。

玉ねぎ＆りんごのすりおろしドレッシング
★材料★
玉ねぎ
りんご
レモン
米油
しょう油
塩
てんさい糖

一般的なドレッシングとしても定番のすりおろし玉ねぎに、りんごとレモンを加えてまつの流にアレンジ！爽やかな甘みと酸味が味わえるドレッシングです。玉ねぎとりんごの食感を楽しめるよう、ブレンダーは使用せず、すりおろし器ですりおろすことがポイント。男性スタッフに人気のドレッシングです。

アボカド＆かんきつ＆バジルのドレッシング
★材料★
アボカド
レモン
グレープフルーツ
ドライバジル
塩
てんさい糖
ブラックペッパー、

幸せ♡野菜ランチで使用するアボカドは、ロス品のもの。熟度が進み柔らかいものが多いので、それを生かせる調理法としてドレッシングに活用しています。濃厚なアボカドと爽やかなかんきつに、ドライバジルを入れることで清涼感を味わえる仕上がりに。

上記の調味料をべースに、チリペッパーを加えた「メキシカン風味」や、マヨネーズとわさびを入りの「アボカドマヨわさび味」も好評で、サラダだけでなく白いご飯に乗せて食べる従業員も！人気のドレッシングです。

にんじん＆玉ねぎ＆かんきつのドレッシング
★材料★
にんじん
玉ねぎ
レモン
米油
しょう油
塩
てんさい糖

サラダのグリーンににんじんの色が映える、とても美しい色のドレッシングです。ポイントは、ブレンダーでつくること。「玉ねぎ＆りんごのすりおろしドレッシング」は食感を楽しむためにすりおろし器を使いましたが、このドレッシングは、なめらかな口当たりとにんじんの色をキレイに出すためにクリーミーに仕上げます。

白ごまのピリ辛中華ドレッシング
★材料★
白ねりごま
豆板醤
レモン
米油（またはごま油）
しょう油
塩
てんさい糖

中国籍の従業員にとても人気のあるドレッシング。アボカドのドレッシングと同様に、サラダだけでなく白いご飯にかける人もいるくらい。食欲がそそられる味わいです。これからの季節に、冷やし中華の胡麻だれにもおススメです！

その他、いちごやブルーベリー、ゆず、かぼす、キウイフルーツなどなど、季節のロス野菜やフルーツによってさまざまなドレッシングを提供しています。皆さまもぜひ『食べるドレッシング』をお試しください！