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2011年 12月 12日 (月)

アグロ・イノベーション2011

by シニア野菜ソムリエゆりか

2011年11月30日〜12月2日幕張メッセで開催されました
 
“アグロ・イノベーション2011”
へ行ってきました。





アグロ・イノベーションとは・・・農業・園芸・青果物流通・加工技術の展示会です

野菜を育てる為の機械から青果物の収穫後の加工、サービスまで農業に関わる方々を一堂に集めて情報発信し、青果物に関わるすべての人の事業を支援する事を目的としています。

※新たな農業ビジネスの進展も目指しています。

≪農業経営者や産地の販路拡大支援、「逆商談会」の実施≫
<商談会参加企業>モスフードサービス/まつの 他



“地域と共に日本の農業を元気にします”

入り口から入って一番に目に留まり、
いいお言葉だなぁと改めて実感しました。

地域で生産された農産物を地域で消費する「地産地消」の活動を通じて

生産者と消費者を結びつけ、日本の価値ある農業を元気にしていきたいですね!

消費者の地場農産物への愛着心や安心感☆も生まれます。

イオンさんのブースでは生産者名入りの新鮮なお野菜果物がたくさん並んでいました。





そして、LED電球による栽培。

初期コストが高いので、まだ導入が出来ていないという実態もありましたが、

どちらの光が美味しいのかなどまだまだ研究中だそうです。

もちろん美味しさも重要な課題です。


 


また。青果物である野菜・果物を「生産、流通、販売、消費」していく中で

いかに環境への取り組み、開発をしていくかが課題であります。

水耕栽培やLED電球を使用した野菜栽培等も多くありましたが、

ドライフォグ栽培というのを見つけました。

これは初めてです。


 

土を使わず濡れないで栽培する事で、

大幅節水肥料削減を実現しているそうです。

全体に霧をかけていましたが、水滴が付かないのが特徴です。

私もこの霧を浴びましたが、濡れませんでした。



それから流通部門。

お野菜、果物は生き物ですから、鮮度が命

鮮度保持フィルム包材「ベジフレッシュ」が特許登録され、需要を伸長させているそうです。

収穫したての鮮度を長期間キープできる点が評価され、ブロッコリーの出荷時に段ボールの内袋で採用。

トラック便の積載効率向上が図れ、大幅なコストを低減したそうです。

 

青果物の品種、収穫時期、産地、流通、保管、販売条件などにより
フィルムの厚みに変化を加え、

青果物に応じた最適な包材内環境を保つ事が出来るとの事。

野菜にとって一番適した状態で運ばれるのが一番だと思います。

鮮度で美味しさが変わりますので、とても重要な事だと感じます。



今回の展示会では農業の今の実態や農業に関わる最新技術・研究に触れる事ができ大変勉強になりました。


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