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2013年 11月 18日 (月)

山梨が誇る伝統野菜【八幡芋】

by ジュニア野菜ソムリエERI



山梨県の特産品【八幡芋】
をご存知ですか?

八幡芋(やはたいも)は、
甲斐市(旧竜王町)八幡地区
江戸時代から栽培されている里芋です。




肉質が白くてきめ細かく、
粘りが強くて独特の風味があり、
山梨の郷土料理のほうとうや
のっぺい汁(けんちん汁)には
欠かせない食材
です。


八幡地区では、
釜無川の氾濫によって堆積した
肥沃な砂質土壌のおかげで、
良質な里芋が生産されてきました。

この【八幡芋】
八幡地区でしか収穫できません。
また、里芋は連作障害が起きやすく、
収穫後3〜4年は畑を休ませる必要があるため、
【八幡芋】の生産量は限られており、
とても貴重な里芋なのです。

現在は地域のブランド野菜として
【八幡芋】の名称が
商標登録されています。



さらに、山梨県の認証制度
「甲斐のこだわり環境農産物」
http://www.pref.yamanashi.jp/kaju/documents/kaikodagaiyou.pdf
にも指定されていて、
農薬と化学肥料の使用を
県の慣行基準の3割以上削減して

生産されています。


【八幡芋】の旬は9〜12月。
先日、甲斐市の農産物直売所
に立ち寄ったところ、
たくさんの【八幡芋】が店頭に並び、
地元の小学生がその歴史や栽培について
調べた成果も展示してありました!



地元に根付き、愛されている
伝統野菜【八幡芋】

これからも大切に
守り育てられていくことを
心から願いつつ、
この旬の時期に
たっぷり味わっておきたいです。




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