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2012年 6月 21日 (木)

山梨の食材ツアーへ♪〜南アルプス市編

by ジュニア野菜ソムリエERI

6月18日(月)、山梨県商工会連合会主催による

「美味しい山梨の食をつくるプロジェクト
山梨食材ツアー」


に同行させていただきました♪


丸の内シェフズクラブ(http://shokumaru.jp/chefsclub/)の方々と
山梨県内のシェフの方たちが産地ツアーに参加し、
山梨県産食材を使ったメニュー開発を行って、
8月に東京丸の内や山梨県内の店舗で
共同開発した料理を提供するというプロジェクトです。


当日は身延町から南アルプス市を経て北杜市まで
山梨を縦断する産地ツアーが行われ、
私は南アルプス市から合流させていただきました♪


まずは、直売所やレストランを有する
ハッピーパーク(http://www.happy-pk.jp/)を見学。


その後、南アルプス市の取り組みについて
商工会の方から説明がありました。

平成18年度からスタートした「桃源郷フルーツプロジェクト」
http://www.minamialps.net/

南アルプス市産の果物の魅力を伝える「完熟フルーツマスター」を認定し、
生産者と消費者が交流することでフルーツに対する想いを深めてほしいと、
完熟フルーツマスターの農園見学やジャム作り体験、
「田舎カフェ オーチャード」でのフルーツランチ…という、
1日20人限定のプレミアムツアーを実施しています。


そして、南アルプス完熟ピューレを開発し、
加工することで市内産フルーツの通年利用が実現しました。
http://minamialps.net/puree.html

今回、スモモ「ソルダム」のピューレを試食♪


加工しても綺麗な色はそのままで、
香りや味わいもしっかり残っています。
ジャムやスイーツだけでなく、お肉料理のソースなど、
いろいろと幅広く使うことができそうですね!


さて、その次は完熟フルーツマスターのお一人である
小野隆さんのサクランボ園を訪ねました。



サクランボだけでなく、桃やブドウを栽培する傍ら、
グリーンツーリズムを実施している
NPO法人南アルプス ファーム フィールド トリップ
の代表も務めている小野さん。
http://www.yin.or.jp/user/ono/fft/


山梨のサクランボ栽培の歴史から、
美味しいサクランボの見分け方、摘み取り方まで
レクチャーしていただきました!



サクランボは、雨が当たると実が割れてしまう
とてもデリケートな果物。
そのため、ハウス栽培が行われているのです。
サクランボ栽培には冬の寒さが不可欠で、
寒くならないと実がつかないそうです。
南アルプス市はサクランボ栽培の南限といわれ、
冬の寒さがクリアできる一番南の地域。
寒ければ寒いほどサクランボの色が鮮やかになることから、
山形産に比べると南アルプス市産のものは
真っ赤ではなくオレンジがかっていますが、
より濃厚な甘みが楽しめるだけでなく、
5月下旬にはサクランボが色づくことから、
早い時期に出荷できるのも特徴ですね。


明治時代に苗が導入され、山梨でもサクランボ栽培が始まりました。
明治の終わり頃にJR中央線が東京まで開通し、
南アルプス市のサクランボが東京の市場に出荷されたことで、
産地として一躍有名になったそうです。

こちらの写真は当時の収穫の様子。
歴史を感じさせる一枚ですね。


美味しいサクランボの見分け方については、

「肩が張って色がつやつやしているものは完熟。
過熟はつやがなくなってしまう」

と仰っていました。
確かに、こうして並べてみると、
完熟と過熟の違いがよくわかりますね。



また、サクランボは葉の根元に実がつきますが、
この根元をよ〜く見ると…


花芽がついているのがわかります。

「木が生長して来年も実をつけるための準備がすでに始まっているので、
葉を取らないように気をつけて!」

とのことです。



小野さんの農園では、
山梨の風土に一番合っているという高砂をはじめ、
佐藤錦まさみさおりなど、6〜7種類を栽培。


(株)まつのやさい女子たちの手は止まりません〜!


南アルプス市産サクランボの美味しさを体感しただけでなく、
生産者さんの生の声をお聴きして、
サクランボへの理解を深めたひとときでした♪

小野洋蘭果樹園→http://www.yin.or.jp/user/ono/



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